アトピーにCBDやCBDクリームは効果がある?

CBDは、医療分野で様々な効果を発揮するといわれており、アトピーなどの炎症を緩和・改善させる働きがあるといわれています。本記事では、CBDが肌の炎症に対してどのような効果を発揮するのか解説していきます。

アトピーはなぜ起きる?

夜も眠れないほどかゆくなる、完治したと思ったらまた再発してしまう、アトピーは子供が特に多いとされていますが、大人になってから発症するなど、多くの人が悩みを抱えています。

ここではそんなアトピーについて詳しく見ていきます。

アトピーとは

アトピーとは、一般的にアトピー性皮膚炎のことを指しており、かゆみのある湿疹が繰り返し悪化したり良くなったりを引き起こす病気のことです。

アトピー性皮膚炎の患者の多くは、「アトピー素因」を持つとされています。

このアトピー素因とは、本人や親族の方が喘息やアレルギー性の鼻炎、結膜炎などのアレルギー性の病気を持っていたり、アレルギーと深い関係を持つ免疫物質を作りやすい体質を持っていることを指します。

アトピーは、かゆみを伴う湿疹や、繰り返し炎症が起きることが特徴ですが、特に顔の目や耳、口のまわりに起こしやすく、また間接などにも起きたりします。

炎症をかくことで更に悪化し、赤みを生じたり皮がむけたり、かさぶたが出るなどで肌が荒れるようになります。

このアトピー性皮膚炎の原因としては、外からの侵入や水分の蒸発による皮膚の乾燥などを防ぐ肌のバリア機能が低下することによる体質的な要因や、皮膚に対しての直接的な刺激やアレルギーを引き起こす物質による環境の要因などが挙げられます。

アトピー性皮膚炎を持つ方は、肌のバリア機能の低下によって、肌の角層が崩れ外からの刺激を受けやすくなります。

外部から最近やウイルスが侵入したことで、免疫作用が働きますが、アトピー素因を持つ方は免疫が過剰に反応することで炎症を起こしてしまいます。

そのほかにも、体調が優れていなかったり、寝不足やストレス過多になったりすることによって、身体のバランスが優れないことで発症するケースも見られたりするなど、様々な要因が絡んできます。

アトピーは増加傾向に

アトピー性皮膚炎を患う患者は増加傾向にあります。

厚生労働省によると、ある患者調査でアトピー性皮膚炎を患う患者は2008年時は約35万人であったのに対して、2017年は約51万人になっていることが分かっています。また、アレルギー疾患を抱える患者数も近年増加傾向になっていることも判明しています。

参考▽:厚生労働省データ

国内の患者数は、乳児が最も割合としては高く約30%であり、年齢が上がるにつれてその比率は小さくなってはいきます。

このようにアトピー性皮膚炎は若年層に特に多い病気ですが、歳を重ねるごとに慢性化や重症化するケースも多々あるので、完治を目指して治療や改善をしていく必要があります。

アトピーはなかなか治らない

アトピー性皮膚炎の方の多くは、乳幼児期に発症し、小学生低学年になるにつれ回復していく方は一定数います。

ですが、完治せずにそのままの状態でいると、慢性化することで局所的なものから全体的に広がったり、体質的にアレルギー気質になってしまったりします。

特に、進学や就職などで身の回りの環境が変化したり、一人暮らしをはじめたりするなどのタイミングで、再発したり悪化をしたりする傾向があります。

成人を過ぎてからのアトピー性皮膚炎は、更に悪化したりすることもあるので、皮膚科などで治療を行うことで、完治やかゆみのコントロールなどをして、皮膚のコンディションを整えることが大切です。

そんなアトピー性皮膚炎ですが、新しい改善方法としてCBDを使用するというケースが見られて来ました。

次は、CBDの効果やアトピーとの関連性などを見ていきます。

CBDはアトピーに効果がある?

CBDとは、どのような効果を持っているのでしょうか。

ここでは、最近目にするようになったCBDについて詳しく見ていきます。

CBDとは

CBDとは、カンナビジオールと呼ばれる、麻に含まれるカンナビノイドと呼ばれる成分の1つです。

カンナビノイドは100種類以上あり、CBDの他にTHC(テトラヒドロカンナビノール)と呼ばれる成分も代表的なものです。

このTHCは、マリファナなどに多く含まれており、気分がハイになったりする精神作用効果を引き起こします。

CBDは、麻から取れる成分であることから、薬物などを連想する方もいますが、CBDにはTHCののような多幸感などの精神作用は見られず、有害性や依存性も見られません。

日本の法律では、THCを含む製品は法律により規制されていますが、基準に従って抽出されたCBDであれば問題なく使用できるようになっています。

近年、CBDは海外を中心に広く使用されるようになっています。

その理由としては、CBDが様々な効果が期待されているからです。

CBDは、身体調整機能に作用することで、免疫の調整や運動機能の改善、精神安定作用などの効果をもたらすとされているほか、がんやてんかんなどの多くの疾患に対してもその有効性を示す多くの事例が出てきており、研究が進められています。

アトピー性皮膚炎などの炎症に対する事例も出てきているので、現在悩みを抱える多くの人が新たな選択肢として注目を集めています。

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CBDには抗菌作用が見られる

CBDは、カンナビノイド受容体に作用することで効果を発揮しますが、CB2と呼ばれる、末梢神経系と免疫細胞に存在している受容体にも作用します。

このことで、免疫の働きを正常化し、細菌を抑制する効果が見られます。

つまり、皮膚の外傷などによって、表面のバリア機能が効かなくなり外部から侵入した細菌などに対して、適切な免疫機能を発揮して、炎症を抑制する効果が期待できるということです。

参考▽:カンナビジオールの抗炎症特性

CBDはかゆみを抑制する効果も

かゆみを引き起こす成分として、ヒスタミンという成分があります。

身体の中でアレルギー反応が起こることにより、ヒスタミンが放出され、神経がこれを受け取り脳に伝達され、かゆいと感じることになります。

アトピー性皮膚炎を抱える方で、抗ヒスタミン剤を服用されている方もいますが、CBDはこのヒスタミン分泌にも関与するという事例があります。

CBDによりCB2を活性化させることで、このヒスタミンの放出を抑制する働きが確認されており、かゆみなどを緩和させる働きがあると期待されています。

アトピーのような皮膚の炎症にCBDは期待される

CBDは、抗菌作用や皮膚のかゆみを抑える効果が見られるため、アトピー性皮膚炎にも有効であると考えられています。

ドイツでの研究結果によると、アトピー性皮膚炎と同様の症状を抱えるマウスに対してカンナビノイド受容体と症状の関係を調べた結果、カンナビノイド受容体が皮膚のバリア機能や炎症に対して関係性があることが結果からわかりました。

このことからも、CBDはアトピーの炎症を改善させる効果があることが期待されます。

参考▽:マウスを用いたアトピー性皮膚炎とカンナビノイドの研究

実際に日本では、医療現場で処方などは行っていませんが、CBDの商品を用いたことでかゆみの改善や炎症の抑制などを見られる事例は報告されており、今後研究が進められ、医療現場で活躍されることも考えられます。

なので、実際にアトピー性皮膚炎などの皮膚の炎症に悩んでいる方は、様々な治療法の中にCBDがあることを知り、検討してみると良いと思います。

また、アトピーを以外にもニキビなどの炎症に効果があったり、シミなどのスキンケアの美容効果もあります。気になる方はこちらも見てみてください。

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アトピーに効くCBD製品の選び方は?

CBD製品は、日本においても多様な種類があり、どれが一番自分に合ったものなのか、正しい情報を知り選ぶことも大切です。

ここでは、製品の選び方を解説します。

用途によって製品も異なる

CBD製品は、CBDオイルやCBDリキッド、CBDガムやグミなど非常に多くの製品があり、CBDを摂取する方法は多様です。

ただ、その摂取方法によって、吸収される場所が異なるため、効果が効き始めるタイミングや体内への吸収効率、また持続時間なども変化していきます。

なので、使用目的が睡眠を改善させたいのか、リラックスしたいのか、痛みや慢性痛などを緩和させたいのか、またどのタイミングでの使用を考えているのか、など目的によって選ぶ製品も考えていくことが大切です。

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アトピーにオススメのCBD商品

アトピー性皮膚炎などの皮膚の炎症には、CBDクリームを使用してみることをオススメします

炎症している箇所に塗布することで、皮膚上にあるCB2受容体に作用して、かゆみの抑制や免疫作用の効果などを発揮することが期待できます

なお、CBDの量は多いほど効果を発揮するものではなく、人によって効果を最も発揮する量が変化していきます。

なので、塗布の量は最初は少なめに塗ることからはじまり、段々と量を調整していくようにしましょう。

また、皮膚の炎症が全身に広がっていたり、なかなかクリームを塗布できない箇所などであれば、CBDオイルなどを使用してみるのも良いかもしれません。

CBDオイルは、舌下に液体を垂らすことで毛細血管から吸収され、全身に行き渡ります。

ぜひ自分に合った商品を見つけてみてください。

アトピーを改善させるために意識したいこと

アトピー性皮膚炎は、日ごろの生活を変化させることでも少しずつ改善されていきます。

スキンケアは重要

アトピー性皮膚炎は、肌のバリア機能が作用しにくくなることが原因に挙げられますが、このバリア機能を正常な状態にするために、日ごろからのスキンケアが大切になります。

スキンケアは、潤いを保つための肌の保湿と、清潔な皮膚を保つための入浴が必要です。

肌の保湿を保つためには、入浴後など乾燥しやすいタイミングで保湿剤等を塗ることが大切です。

また入浴の際は、泡立てた石鹸等で洗うことが大切であり、固形石鹸などを直接肌に当てたり、粗いタオルなどは肌を傷つける原因になるので避けましょう。

長時間の入浴等は、かゆみ等を起こす可能性があるので、注意しましょう。

生活習慣も大切

日ごろの生活習慣で、改善できるところは意識的に変化させていくことは大切です。

例えば、アトピーの要因の1つにダニやハウスダストなどにより悪化させてしまうことがあります。特に住環境が変化した時などに悪化させないように、部屋の掃除や換気などをこまめにして、環境から変えていくようにしましょう。

また、ストレスなどの精神的な部分もアトピー性皮膚炎を悪化させる1つの要因であると考えられています。

できる限りストレスをためこまないように、リラックスする時間を意図的に設けるなどして生活するようにしましょう。

さらに、食生活や生活スタイルも、アトピーと関係してくるので、規則正しく、バランスの取れた食生活と睡眠を心がけるようにすることが大切です。

まとめ

ここまで、CBDがアトピーなどの皮膚の炎症に対して効果を発揮するのか、またオススメの商品や使い方などを解説していきました。

日ごろの悩みを少しでも解決できることを願っています。