CBDの濃度とは?用語をしっかり抑え、自分に合う製品を見つける方法を詳しく解説

CBDは、濃度が高いほど効果があるのでしょうか?「CBDの濃度が5%って少ない?多い?」「なぜ濃度が一緒なのに値段が違う?」という疑問を持つ方に、用語解説から自分に合う製品を選ぶ方法まで詳しく解説します!

CBDとは?

CBDは私たちの生活をより良いものにしてくれるものです。そんなCBDですが、CBDというワード自体がまだ聞き慣れず、大麻という聞き慣れないワードから派生するもので、どの情報を信用していいのかよくわかりませんよね。

まずは、CBDにどういう効果があるのか、どんな製品があるのか、詳しく解説していきます。

CBDは最近話題の大麻から取れる成分のこと

CBD(カンナビジオール)は、大麻草の一つの成分であり、人々の自然治癒力を高める効果が期待され、多くの国で使用されています。

効果としては、心身をリラックスさせ、日頃の生活においてたまるストレスや不安などの解消につながり、うつ病などの精神疾患を改善させることができます。

また、皮膚の炎症や慢性的な関節痛などに対しても、局所的に作用して慢性痛の緩和などに作用することでも知られています。

さらにCBDは、糖尿病や虚血性心疾患、てんかんなどにも効果があるとされています。実際に、難治てんかんをもつ生後6ヶ月の男児に、CBD製品の投与を開始したところ、通常の抗てんかん薬12種類ほど使用しても収まらなかった発作を抑えることに成功・発作を完全に消失することができました。

▼参考: Report of a 6 month old Asian infant with early-infantile epileptic encephalpathy whose seizures were eliminated by cannabidiol

現段階では医療目的でCBDの製品を扱うことができませんが、国内・国外ともに研究が進められていて、様々な事例がでてきており、この先CBDのマーケットは拡大していく傾向にあります。

様々なCBD製品が販売されている

そんなCBDですが、日本でも段々と認知が広がり、多くのCBDを用いた製品が登場しています。

日本で広がりつつある一つの製品に、CBDオイルがあります。こちらは、スポイトで舌に垂らすという舌下摂取が一般的であり、食後や寝る前などに使用している方が多いです。日頃のストレスを和らげる働きや、睡眠を深いものにするため、女性では生理痛等にも効くとされ、幅広い世代に愛用されています。

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次にご紹介する摂取方法は、CBDを含む蒸気を吸引する方法です。こちらは、CBDが入った液体(リキッドといいます)を気化することにより生じるもので、CBDVapeなどで売られることが多いです。こちらも、集中して疲れた時に休憩したい時はもちろん、喫煙したい時やお酒を飲みたい時の欲求を抑える働きとしても効果があるといわれており、ニコチン依存やアルコール依存があり、その改善のために使用する方もいます。

その他、チョコレートやグミ、コーヒーなど、商品は多岐に渡っています。それぞれ摂取方法が異なり、体に取り込むCBDの成分も変わってくるので、以下の記事も参考にしてみてください。

 

CBDの”濃度”とは?

ここからは、CBDの商品を見る時に気になるポイントである、「濃度」について解説していきます。

よく聞くワード「濃度」と「含有量」について

一般的に濃度とは、「液体の中に含まれている、ある成分の割合」のことを指します。

たとえば、ある食塩水100gがあり、その中に食塩が5g入っているとします。この時の食塩水の濃度は、5(g)÷100(g)×100=5%となります。

このことはCBDでも同じであり、あるCBDが入った液体(リキッド等)が10mlあるとします。水は1mlが約1gであるので、この液体も水ではありませんがおよそ10g(=10000mg)だとします。この時、CBDの含有率が5%で合った時、CBDの含有量はおよそ500mgだとすることができます。

この含有量(含有率)とは、「ある物に入っている特定の物質の量(割合)」のことであり、上記の例ではCBDが入った液体の中にあるCBDの量のことをいいます。

つまり、製品を選ぶ際には濃度が書いてあることがありますが、全体量と濃度が分かればCBDの含有量も算出することが可能です。

濃度よりも含有量が大切

濃度と含有量についてふれましたが、ここで重要なのは濃度が大きい・小さいからといっても含有量が大きいか小さいを絶対的に判断できるわけではなく、濃度が等しい時、全体量の変化によって含有量が変化する、ということです。

ではCBDにおいて、含有量と濃度では、どちらを重視すべきでしょうか?

結論として、注意して見るべきポイントは含有量にあります。体内に入るCBDの量が多いほど、その効果を感じやすいものです。ただ、研究の結果CBDはの適切な量は個人差があるといわれています。

これは、1mgで効果を感じる人もいれば、感じない人もいるというものであり、身長や体重、年齢やカンナビノイドの受容体の状態など、多くの変数が存在しています。また、CBDの含有量が多すぎても、かえって効果を得られないことが研究を通してわかっています。これに関しては後述します。

その人に合った含有量を見つけるには、少ないものからはじめていき、徐々に自分に合った量を見つけると良いでしょう。

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一つ注意しておくべきポイントとしては、摂取方法によってそのCBDが実際に体内に入り込む吸収率が変わってくるという点です。

CBDオイル等の舌下摂取であれば、舌下にある毛細血管に入りこむことになりますが、その吸収率はおよそ13%-18%だとされています。またCBDリキッド等、蒸気にしたものを吸引する方法であれば、肺からの吸収などで肝臓を介さずに直接血流にのることからおよそ30-45%ほどの吸収率になります。また、CBDチョコレートやCBDコーヒーなど、食べ物と同じように摂取する経口摂取は、その摂取率は4-9%で他と比べてやや低くなります。

また摂取方法は、効果時間にも影響を与えます。詳しくは以下の記事を御覧ください。

このように、吸収率が変わってくるので、含有量にとらわれず、その摂取方法なども加味して製品選びをしていくことが大切です。

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なお、未成年の方であればこちらも参考にしてください。

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CBD含有量だけでは足りない、成分配合の知識も必要

ここまで、CBDを正しく理解するために必要な、濃度と含有量についての解説してきました。ただ、これ以外にも抑えておくべき点があります。それは、その製品の配合方法で、大きく2つあります。

方法1「フルスペクトラム」のCBD

大麻には、100種類を超えるカンナビノイド成分が含まれており、さらにビタミンやミネラル、タンパク質など、非常に多くの物質が含まれています。

そのような大麻を使用するにあたり、CBDを単体で抽出する方法もあります。ですが、”フルスペクトラム”CBDは、フルスペクトラム=全範囲という意味でもあるように、麻全体の持つ成分を使用したCBDのことを指します。

ただし、日本ではTHC(テトラヒドロカンナビジノール)は規制の対象であるので、日本ではこれを除いてフルスペクトラムと言います。

この方法の良い点として、「アントラージュ効果」というものがあります。

これは、CBD単体を取り入れるよりも、他の成分が含まれていたほうが相互作用が生まれてより高い効果を発揮できるというものです。

例えば、ビタミンのサプリ等をそのまま摂取するよりも、野菜や果物などを摂取することでそれ以外の成分が吸収や効能の働きを促進させる効果があります。

CBDでも同様であり、それ単体ではなく複数の成分がお互いに作用することにより高い効果を得ることができます。

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方法2「アイソレート」のCBD

もう一方の成分配合は、麻に含まれる400種類の成分の中から、CBDだけを抽出・精製する方法であり、アイソレートと呼ばれています。

こちらは、99%純粋なCBDであり、よくCBDクリスタルやCBDパウダーなどともいわれ、白い粉末(結晶)であることが多いです。

このCBDの結晶は純度が優れており、他の物質に混ぜられてもその効果を発揮し続けるのが特徴としてあります。なので、先程でたフルスペクトラムでは大麻本来の成分であるため苦味などがありますが、アイソレートはそれがないため、味やフレーバーを味わいたい人向けに、商品販売が進んでいます。

それぞれの良さを抑えた上で製品を選ぼう

成分配合には種類があることを解説してきました。

フルスペクトラムのCBDは、アントラージュ効果という相互作用の働きかけでより高い効果を感じることができる一方、それ自体の味や風味が出るため大麻特有の苦味等が発生したり、品質管理が難しい分価格は高くなります。

アイソレートのCBDは、苦味等をあまり出さないため風味やフレーバーを味わいやすいという利点がある一方、アントラージュ効果のような相互作用はありません。

どちらにするのかを決めたうえで、含有量等を気にして商品を見ていくことにより、絞られていくと思います。

CBDの濃度を見て、自分に合う商品を選ぶために

ここまで、CBD製品を見るうえで注目すべきポイントについて解説していきました。最後に、CBD製品を選択する上で大事にしたいポイントを整理していきます。

濃度と含有量の上手な活用法

CBDの商品を選ぶ際は、濃度と含有量の意味を正しく理解することが大切です。よく気にしないで購入をすると、思ったより効果を感じなかったりむしろ効きすぎてしまったりして、本来の目的から遠ざかってしまいます。

なので、その製品の表記をよく確認して、用量や用法をしっかり守って使用するようにしましょう。

多くのCBDの商品は、摂取方法や濃度・含有量が多様に定められ、それに合う人が使用してはじめて効果を感じるものです。

自分に合ったものを見つけるためにも、商品を選ぶ際には濃度や含有量、摂取方法や配合を気にするようにしましょう。

摂取のしすぎはむしろ良くない

研究結果によると、CBDを摂取すればするほど効果を得られる、というものではないとしています。これは、摂取量に対しての効果は逆U字型になっており、ある程度は高くなるが一定超えるとむしろ効かなくなるということです。

以下の研究記録は、不安解消効果の検証を目的に、ラットが不安であるとする高架式十字迷路モデルを用いて、CBDの投与量を変化させて実験を行ったものです。これの結果としては、10.0 mg / kgまで効果をえることが確認されましたが、20.0mg /kgほどの量になると効果が下がったとしています。

▼参考:Antianxiety effect of cannabidiol in the elevated plus-maze

このことからも、成分量と効果は比例関係にあるのではなく、むしろ摂取過多は効果を得られないことになることがわかりました。

高用量のCBDを用いるのはてんかん治療などの一部です。通常使用する際は、低用量のものから徐々に試して、摂取方法や成分配合自も気にしながら、自分が一番効果を感じるものを見つけていくことが大切です。

濃度と価格は比例しないが、含有量と価格は比例

購入する上で大切なこととしてもう一つ、価格があると思います。CBD自体が高価なものであるため、購入の際は価格は気にすることになりますが、ここで大切なことは「CBDの量(mg)が製品の価格に比例する」ということです。

その価格が妥当かどうかを見る時は、濃度ではなく含有量を見て判断するようにしてください。残念ながら日本には妥当でない価格で販売されているCBD製品が少なからず存在しています。その中には”高濃度”であることをウリ文句にしているものがありますが、一度濃度ではなく含有量を確認して、相場の価格と比較するようにしましょう。

CBDの価格については以下も参考にしてみてください。

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まとめ

ここまで、CBDの濃度や含有量について、また製品を選ぶ際のポイントについて解説していきました。

正しい知識を身に着けて、適切な価格で、自分に合った商品を見つけてみましょう。