CBDの含有量を解説!計算方法や濃度との違い・製品ごとの含有量の目安まで

CBD製品を選ぶとき、重要な観点の1つがCBDの含有量です。

効果・値段はCBDの含有量に比例するため、その製品がどのくらいCBDを含有しているのかを知ることで、効果が高くコスパの良いCBD製品を選ぶことができます

しかし、CBD製品には含有量ではなく濃度で説明されていることも多く、実際の含有量がどのくらいなのかわからないこともしばしばあると思います。

本記事では、容量や濃度からCBD含有量を計算する方法、CBD製品の種類ごとの含有量や濃度の目安、更には効果・コスパの良いCBD製品を選ぶための含有量以外の注目すべき点をご説明していきます。

CBDとは?

はじめに、改めてCBDについてご説明します。「もう十分わかっているよ」という方は、読み飛ばしてもらって大丈夫です。

CBDの正式名称はカンナビジオールですが、麻に含まれるカンナビノイドという物質の1種です。カンナビノイドは100種類以上も存在しており、それぞれが疼痛緩和や神経保護、食欲増進/抑制などの薬理作用を持っています。

そんなカンナビノイドの中でも、最も注目されているのがCBDです。CBDは多くの薬理作用、健康への効果を持っており、向精神作用(いわゆるハイになる作用)や依存・乱用の可能性もないと報告されているからです。

実際、アメリカでは多くの人が日常的にCBDを摂取しており、愛好家の中にはほとんどの料理にCBDを入れているという方もいます。また、身体が資本となるアスリートの方にも愛好家は多いです。

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ちなみに、麻・大麻・大麻草などは同じ植物を指しています。大麻と聞くと、法律面や安全面が心配な方も多いと思いますが、日本に流通しているCBD製品のほとんどは正規の手続きがされており、CBD製品を使用することで法律に違反することや健康に害をもたらすことは基本的にはないので安心してください。

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CBDの効果と値段は濃度ではなく含有量に比例

「CBDは高濃度のものが良いんじゃないの?」

多くのCBD製品が売られている楽天市場で「高濃度」と記載されている商品が多く、あたかも高濃度が良いものとして訴求されています。また、日常的に飲む方が多いお酒もアルコール度数が何%かで選ぶことも多いと思います。

そういった背景があってか、CBD製品を選ぶ際には「高濃度」かどうかを注目している方が多いです。(ここだけの話ですが、実際に楽天でCBD製品を売っている方にお話を伺ったときには、「高濃度」と記載したほうが多く売れるから記載しているともおっしゃっていました。)

しかし、CBD製品を選ぶ際には濃度ではなく含有量に注目してください

まず、CBDの効果面からどうして含有量に注目するべきかご説明します。

CBDの摂取方法には、舌下摂取・吸入摂取・経口摂取・経皮摂取という4つの方法があります。CBDが直接肌のカンナビノイド受容体と結合する経皮摂取を除く、3つの摂取方法ではCBDが舌下・肺・腸によってCBDが吸収されて血液に溶け込み全身をめぐります。

CBDの効果はどれだけの量が全身を巡ったのかどうかによって変わるため、摂取方法の吸収率(バイオアベイラビリティといいます)や今回の話題であるCBD含有量が重要になるのです。

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次に、含有量に注目する理由をCBDの値段面から説明します。

「CBDって高いな〜」

例えば、CBDグミは一粒で数百円になることも多く、そう思ったことがある方も多いのではないかと思います。

CBDはその生産工程の複雑さ、需要の急激な高まり、日本国内で原料の生産ができないことによる輸入の必要性、輸入する際の手続きの多さ、などの理由でCBDの原料そのものが高いという現状があります。

現状では、大体1mgあたり10〜30円くらいが相場と考えられており、非常に高価であるため、基本的にはCBD製品の値段はCBDの含有量に比例しています。

逆に、CBDの含有量が少なくても、高濃度に見せることは可能なので、そのCBD製品の価格が適切なのかは含有量を計算して判断することが重要です。

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CBD含有量の計算方法

では、濃度で記載されていることも多いCBD製品の含有量の計算方法をご説明します。

CBD含有量[mg] = 総量[ml] ×濃度[%] × 比重(=1000)[mg/ml]

これだけだとわかりにくいので、いくつか例を用いて説明します。

  • 総量100ml・濃度が5%の場合:100[ml]×0.05×1,000[mg/ml]=5,000mgのCBD含有量
  • 総量10ml・濃度が30%の場合:10[ml]×0.3×1,000[mg/ml]=3,000mgのCBD含有量
  • 総量30ml・濃度が5%の場合:30[ml]×0.05×1,000[mg/ml]=1,500mgのCBD含有量

ざっとこのようなイメージです。

市販されているCBD製品の多くは、比重が1.0で計算していることが多いので、本記事でも1mlあたり1g(=1,000mg)で計算をしています。

ちなみに、CBDオイルはオリーブオイルやココナッツオイルなどに溶けていることが多いのですが、油の比重は水より小さく、原料によらず比重は0.91~0.92(25℃)ほどです。また、正確にCBD含有量を測ることは難しいため、メーカーによって多少前後しているのが現状です。

もちろん、同じ総量であれば、濃度が高い方が含有量も多いため、効果が感じられやすかったり値段が高くなる傾向があります。

しかし、あくまで重要なのは含有量や体内に吸収されるCBDの量ということを念頭にCBD製品を選ぶのがおすすめです。

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CBD製品ごとの含有量・濃度の目安は?

濃度と総量からCBD含有量を計算できるようになったところで、CBD製品の種類ごとに目安となる含有量や濃度の目安をご紹介します。

CBDオイル

CBDオイルは、オリーブオイル等にCBDが溶けているおり、舌の下に投与して舌下摂取するCBD製品の定番です。

容量としては10ml,30ml,50ml,60mlのサイズのものが多く、濃度としては5~20%程度のものがよく販売されています。

含有量は様々ですが、10%で10mlのCBD含有量が1,000mgは入っているものが多いみたいです。

初めての人は濃度が10%前後で10mlのものだと、効果面も容量面も価格面もバランス良くCBDを摂取できるのではないかと思います。

CBDリキッド

CBDリキッドはCBDを蒸気にして吸い込む吸入摂取で摂取されるCBD製品の一種です。CBDが含まれていない通常のベイプと同様に、自分で詰め替えて使います。

容量・濃度・含有量はCBDオイルと同程度で、容量は10〜30ml、濃度は5〜10%、含有量は1,000mg前後の商品が多くなっています。

CBDオイルと同様で、容量が多い分濃度は低く見えてしまいますが、含有量はしっかり入っています。また、多種多様なCBDオイル程は含有量の差が少ないです。

CBDカートリッジ

CBDカートリッジは、CBDリキッドと同様に吸入摂取のCBD製品の1種ですが、カートリッジに詰められており、小容量で高濃度のものが多いのが特徴です。

濃度は大体30%〜50%程度のものが多く、中には80%なんていうものもあります。

容量は0.5mlもしくは1mlであり、大体100~200吸いほどで使い切ります。

容量が少ない分、含有量は150mg〜500mgほどのものがほとんどです。

いろんな種類・ブランドを試せ、高濃度のものがいいという方はおすすめです。含有量が少ないため、カートリッジ1つあたり3〜5000円前後なものが多いです。

CBDワックス

CBDワックスも吸入摂取の製品ですが、超高濃度の種類になります。

大体90%以上の高濃度で、CBDは固形となっているため、g数で販売されているのがCBDワックスの特徴です。

大体、総量が1gで濃度が90%、含有量が0.9g(=900mg)といった製品が多いです。

CBDワックスは熱するための専用ヴェポライザーを揃える必要もあり、少し値段が高くなる傾向がありますが、リラックス効果などをすぐ感じられるという声もあるため、機になる方は試してみてください。

CBDグミ・CBDクッキーなどエディブル

エディブルと呼ばれる、CBDグミやCBDクッキーなどのCBDを含んだ食品やお菓子は、最近どんどん人気を集めていますが、含有量が記載されている製品がほとんどです。

ただ、大体は製品全体での含有量を記載しているため、価格が相場から外れていないかの判別は付きやすいのですが、1つあたりの含有量は自分で計算しなければなりません。

含有量以外のCBD製品の選び方

含有量について理解が深まってきたところで、含有量以外のCBD製品の選び方を見てみましょう。

まずはCBD製品の種類を決めよう

当たり前といえば当たり前ですが、まずはどの種類のCBD製品を購入するのか決めましょう

先程も少し触れたとおり、CBDには4つの摂取方法がありますが、それぞれの摂取方法でどんな製品があるのかをご紹介します。

  • 舌下摂取:CBDオイル
  • 吸入摂取:CBDリキッド、CBDカートリッジ、CBDベイプペン、CBDワックス
  • 経皮摂取:CBDクリーム、CBDバーム、CBDロールオン
  • 経口摂取:CBDグミ、CBDキャンディ、CBDチョコレート、CBDコーヒー、など

経口摂取のエディブルには他にも多くの種類があるのですが、ざっとCBD製品にはこれだけ多くの種類があります。

摂取方法によって効果がでるまでの時間・持続する時間・吸収率が変わったり、好みがあったりもするので、いくつかの種類を試しながら、自分にあったCBD製品を見つけてみるのをおすすめします。

ちなみに、本記事を書いている私は、CBDグミがお気に入りで毎日寝る前に食べています。

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CBD原料の種類:アイソレート・ブロードスペクトラム・フルスペクトラム

CBD製品の種類を決めたら、含有量や濃度、フレーバーやブランドなどでどの製品にするのかを選んでいきますが、CBDの原料の種類にはアイソレート・ブロードスペクトラム・フルスペクトラムという3種類があります

  • アイソレート:CBDのみが単離されたもの
  • ブロードスペクトラム:CBD以外のカンナビノイドを含むもの(THCは除く)
  • フルスペクトラム:THCも含めた全てのカンナビノイドを含むもの

THCという物質は、ハイになったり幻覚をみたりする作用(向精神作用)があるため、麻薬及び向精神薬取締法という法律で規制されています。(正確には、化学合成されたTHCが規制されているのですが、大麻由来のTHCも判別ができないため規制されるのです)

そのため、フルスペクトラムのCBDは法律面でも安全面でも選ばないでください

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また、CBDにはアントラージュ効果というものがあり、CBDの他のカンナビノイドやテルペン、フラボノイドなどと摂取することで、効果を感じやすくなります

そのため、少々原料が高くなってしまいますが、ブロードスペクトラムのほうが一般的に効果を感じられやすいです。

こういった原料の種類という観点も、CBDを選ぶ際には重要です。

CBDの安全性に関わる抽出方法

また、少々細かい話にはなってしまうのですが、そのCBDの原料がどういった方法で抽出されているのかも、安全面に関わるため気になる方は見てみても良いかもしれません。

CBDの抽出には、超臨界二酸化炭素抽出法・エタノールを用いた抽出方法・ブタンを用いた抽出方法などがあります。

基本的には前の2つが一般的であり、安全性としては超臨界二酸化炭素抽出法が最も安全で、準じてエタノール、ブタンとなります。

安全面を特に意識する方は超臨界二酸化炭素抽出法のものを選ぶと良いでしょう。

CBDの摂取量は個人差がある

最後に、CBDの摂取量は個人差があるということをご説明して本記事を終わります。

アルコールでも人によって飲める量が違かったり、カフェインも人によって効き方が変わったり、サプリなどでも効果の感じ方が人によって異なるように、CBDの摂取量や効果も個人差があります。

そのため、CBDの摂取は少量から始めて、徐々に量を増やしていくというやり方がおすすめです。

どのCBD製品でどの程度の摂取量なら最も自分の調子がよくなるかなど、試していきながら最適な摂取量を見つけてみてください。

まとめ

本記事では、CBD製品を選ぶときに重要となるCBDの含有量を中心に、含有量の計算方法やCBD製品の種類ごとの目安、更にはCBD含有量以外の注目するべき点についてご説明してきました。

含有量を中心として、自分にあったCBD製品を見つけ、日々の生活が良くなることを願っています。