CBDは花粉症に効くのか?辛い花粉症に対するCBDの可能性を徹底解説

鼻水や鼻詰まり、くしゃみや目のかゆみなど、2月3月を中心に花粉症の症状が辛くなりますよね。様々な健康効果が期待されているCBDですが、花粉にも効果があると聞いたことがある方のために、花粉症の仕組みやCBDの免疫機能への影響から、本当にCBDが花粉症に効果があるのかを解説します。

花粉症はどうしてなる?症状と仕組み

花粉症に悩む人大変多く、日本人の3割ほどが花粉症だと言われています。CBDが花粉症に効果があるのかを解説するために、まずは花粉症の症状と仕組みを紹介します。

花粉症(アレルギー性鼻炎)の症状と仕組み

鼻水・鼻詰まり・くしゃみは花粉症(アレルギー性鼻炎)の3大症状と言われています。また、目のかゆみや充血、喉や皮膚のかゆみなどの症状が出てしまうのが花粉症です。人によって症状の程度は違く、くしゃみと鼻水がひどい方、鼻詰まりがひどい方、全てひどい方の大きく3つのタイプがあります。

花粉症の症状を最も訴える方は2〜4月が多いですが、この時期はスギ花粉が原因です。スギの他にも、ヒノキ・ブタクサ・イネ・ヨモギなど、多くの植物の花粉があり、ほぼ一年中なにかしらの花粉があるのです。

そんな辛い症状がある花粉症ですが、どのような仕組みなのでしょうか?

それは免疫反応によって引き起こされるのです。花粉やハウスダストなどの抗原を吸い込んで鼻腔内の粘膜に付着します。すると、体では花粉などを異物・敵として捉え、体内に抗体(IgE抗体)が作られ、抗体はマスト細胞という細胞に結合します。

その後、再び花粉などの抗原が体の中に侵入すると、マスト細胞からアレルギー誘発物質が放出されます。アレルギー誘発物質としてはヒスタミンなどが有名ですが、これらの物質が目や鼻の神経や結果を刺激することで、鼻水などのアレルギー反応の症状が引き起こされるのです。

ちなみに、風邪と花粉症のどちらが原因なのかわからなかったり、今までは大丈夫だったのに今年の3月は鼻詰まりがひどいというような方もいるかと思いますが、花粉に対する抗体は花粉に接触するたびに作られるので、少しずつ体内に蓄積されます。

そしてその抗体の蓄積がある一定のラインまでいくと花粉症の症状が現れるのです。

花粉症の治療方法

免疫反応によって引き起こされる花粉症のつらい症状ですが、治療方法にはどんなものがあるのでしょうか?

現状では、花粉症の治療方法としては症状の進行を防ぐ初期療法と、舌下免疫療法を含む根本治療の2つに分けられます。

初期治療は、花粉が飛散してから症状がででるまでの間に治療をして、回復までの時間がかかる重症化を防ぐというものです。抗ヒスタミン薬、抗ロイコトリエン薬、Th2サイトカイン阻害薬など、5種類のなかから1種類を選び治療を花粉の飛散が終わるまで行うことで、くしゃみや鼻詰まりなどの花粉症の症状を抑えられます。

しかし、抗ヒスタミン薬は眠気を伴うことが多いなど、薬の種類によっては注意するべきこともありますので、かかりつけ医に相談するのが良いでしょう。

近年、花粉症の治療として注目されているの舌下免疫療法などの根治の治療法です。これは、スギ花粉などの抗原エキスを染み込ませたパンを舌の下に入れるというものです。少量ずつ抗原である花粉を投与し、鳴らすことで抗原に対するアレルギー反応を弱めていくのです。

治療が完了すれば、長い期間花粉症の症状が出ないという方もいらっしゃいますが、治療には2,3年と長く、少々ハードルが高くもあります。花粉症の症状がひどいという方には良いのかもしれません。

また、マスクやメガネを着用したり、ドアや窓をしっかり閉めたり、玄関などで服をはらうなど、花粉をできるだけ吸い込まないようにするというような対策も有効です。

ドラッグストアでは目薬なども売られているので、試してみるのも良いかもしれません。

CBDは花粉症に効果はある?

花粉症の症状と仕組み、どのような治療方法を簡単に説明しましたので、本題となるCBDが花粉症に効果があるのかどうかを解説します。

CBDとは麻に含まれるカンナビノイドという成分の1種

CBD(カンナビジオール)は麻に含まれるカンナビノイドという天然成分の一種です。

麻(大麻も同じ植物)にはカンナビノイドが104種類含まれていますが、その中でもCBDは健康や美容に効果があるということで最も注目されているカンナビノイドです。

CBDは忍容性が良好と言われており、副作用がないかあってもほとんどないです。また、依存性や有害性もCBD自体にはありませんので、健康面で悩みがある方にはおすすめの成分です。

アメリカではCBDは大変注目されており、ゴールドラッシュになぞってグリーンラッシュと言われているくらい需要が高まり、市場が急成長しているのです。

CBDは免疫機能など全身の機能を調整する

CBDはエンドカンナビノイドシステムという私たちの体に備わる仕組みに働きかけることで、健康への効果があります。

そもそも、人体では内因性カンナビノイドという物質が自然と生成されており、CBDなどのカンナビノイドはこの物質と同じように働きます。

カンナビノイドが働きかけるECS(エンドカンナビノイドシステム)は、免疫機能を含め、食事や睡眠などの生きていく上での全身の機能を調整することで、私たちの体は恒常性(ホメオスタシス)を保っているのです。

カンナビノイドと結合するカンナビノイド受容体にはCB1とCB2があり、それぞれ全身に存在しています。CB1は主に中枢神経系に存在しており、CB2は末梢神経系や免疫細胞に多く存在しています。

CBDの効果は実に様々で、ニキビや睡眠の改善、食欲抑制や高血圧、糖尿病や煙草などの依存症などにも効果があります。

具体的な効果についてはこちらの記事も見てみてください。

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CBDの花粉症に対する効果はまだ不明瞭

全身に関わるエンドカンナビノイドを正常化するCBDですが、花粉症には効果があるのでしょうか?

「もともと花粉症がひどかったけど、CBDオイルを使ったら鼻水・くしゃみがピタッと止んだ」「花粉症歴27年だがCBDで症状が改善された」

CBD Daysでお話させていいただくCBD愛好家の方には、こんなことを仰っている方がいます。個人ブログやTwitterでも、花粉症に対してCBDの効果があったというような声が見受けられます。

しかし、残念ながら花粉症に対してCBDが有効であるということを示した研究は発表されていません

CBDは単離が成功したのは比較的最近であるため、CBDがどのような研究があるのかはまだ研究途中のものも多いです。実例として花粉症が効いた人もいるので、これから様々な研究が発表されていく可能性も大いにあります。

CBDに関する花粉症に関係がある効果をご紹介していきます。

CBDの抗炎症作用が花粉症に有効な可能性も

CBDの効果のうち、最も私たちに良い影響を与えてくれるものの1つが抗炎症作用です。

CBDはカンナビノイド受容体と結合することで、恒常性を保つための指示を細胞に与えますが、カンナビノイド受容体のCB2は免疫細胞に多く存在しています。

炎症は免疫機能によって生まれるため、CBDには抗炎症作用があるのです。実際に炎症性腸疾患(IBD)や関節炎、皮膚炎には効果があることが研究で示されています。

アレルギー性皮膚炎への抗炎症作用は確認されているため、花粉症で皮膚が痒くなってしまう症状には効果がある可能性はあります。また、アレルギー性鼻炎である鼻詰まりなどにも効果がある可能性はあります。

CBDのその他の効果

CBDのリラックス効果が花粉症・アレルギー性鼻炎の症状へのイライラに効果があるという可能性は高いです。

CBDは鬱病の治療として可能性があるほど、抗不安作用があり、ストレスを感じたときにCBDを摂取するというのは一般的です。鼻が詰まってイライラしたりするときにCBDを摂取してみるのはおすすめです。

また、睡眠の改善にも効果があると言われているので、なかなか眠れなかったり夜中に起きてしまうというような症状がある方は、CBDを試してみても良いかもしれません。

CBDでアレルギー症状がでることはある?

CBDは大麻に含まれる成分だということはご説明しました。そして当然大麻は植物であるため、麻の花粉によってアレルギー症状が出てしまうこともあります。

花粉症になっている方は、他にもアレルギーを持っていることも多いと思います。アレルギーは発症しやすいしにくい体質というものがあるため、アレルギー体質の方は麻に対してアレルギーをもっていないか注意が必要です。麻にアレルギーを持っている方は、麻による衣類もアレルギー性皮膚炎になってしまうこともあるので、気をつけてください。

2013年に行われた研究によると、食物アレルギーを持っている方21人中一2人が麻のアレルギーも持っていたという結果が発表されています。

花粉症は日本人の2,3割と大変多いですが、麻のアレルギーはそこまででもないため、そこまで敏感になる必要はありませんが、頭の中に入れておくのが重要です。

もしCBDでアレルギー症状が出てしまったら?

花粉やハウスダストと同様に、様々な物質が抗原となってアレルギー反応が出てしまう可能性があります。

もし、CBDを使用したときにアレルギーが発症してしまった場合には、すぐに使用を中断してください。

CBD製品にはCBD以外にも多くの成分が入っているため、どの成分にアレルギーを起こしてしまったのかはすぐにはわかりません。その製品特有の成分にアレルギー反応を起こしてしまった可能性もあるのです。

また、体調が悪くなってしまった場合にはすぐにかかりつけの医師に相談するのが良いでしょう。アレルギー体質の方は、その機会にご自身がどういう物質にアレルギー反応が出てしまうのかを調べてみても良いかもしれません。

CBDの注意点:薬を飲んでいる方は特に注意

CBDを摂取するときにはいくつか注意することがありますので、ご紹介します。

薬物相互作用とは?

複数の薬物が血中に入り込むことで、その薬効が強くなったり弱くなったり、副作用が新しく出たりすることがあります。これを薬物相互作用と言います。

CBDは血中に取り込むことで全身をめぐり健康に良い効果をもたらします。よって、薬を飲んでいる方は薬物間相互作用が起きてしまうことがあります。

まだCBDとどういう薬が薬物相互作用が発生するかはわかっていないことも多かったり、人によって変わったりもするので、かかりつけ医に相談してからCBDを使用することをおすすめします。

悪質なCBDやTHCに注意

麻は土壌にある重金属を吸い上げやすい植物であり、CBD製品に有害な重金属が溶け込んでしまっていることがあります。また、CBDを抽出する際に使った有機溶剤も残留してしまっていることがあります。

これらは人体に有害であるため、CBD製品は成分分析をすることが大変重要です。重金属や有機溶剤がふくまれていない質の良いCBDなのか気をつけてください。

また、THC(テトラヒドロカンナビノール)というカンナビノイドは日本では違法なので、そちらにも気をつけて、情報収集して良いCBD製品を選んでください。

花粉症のためのCBDのおすすめの摂取方法

最後に花粉症のためのCBDのおすすめの摂取方法をご紹介します。

CBDの摂取方法としては4つの方法があります。

  1. 舌下摂取:CBDオイルなどを舌の下に垂らし、毛細血管からCBDを吸収する方法
  2. 経口摂取:CBDグミなどを食べることで腸からCBDを吸収する方法
  3. 吸入摂取:CBDリキッドなどを蒸気にして吸い込み肺からCBDを吸収する方法
  4. 経皮摂取:CBDクリームなどを問題のある皮膚に直接塗る方法

このうち、効果がでるまでの時間が早く、持続時間もある程度長く、吸収率が良い舌下摂取が花粉症には合っています。

花粉症に悩んでいる方であれば、CBDオイルを中心に探してみましょう。

この記事では摂取方法の違いについて詳しくご説明しています。

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まとめ

この記事では、花粉症の代表的な症状や起こる仕組み、治療方法について見てきました。また、CBDが花粉症に効果があるという研究はないにせよ、効果がある可能性はあるということもご説明してきました。花粉症以外にもたくさんの効果があるので、CBDを是非試してみてください。