CBDは効果の現れる時間が摂取方法によって違う?効果の発現までと持続時間

CBDは摂取方法によって効果の現れ方が変わります。舌下摂取・経口摂取・吸入摂取・局所摂取といった4つの摂取方法ごとに、CBDの効果が出るまでの時間や効果が持続する時間、さらには吸収率をご紹介していきます。

CBDは摂取方法によって効き方が変わる

CBDは摂取方法によって効き方が変わります。CBDの健康への効果がどうして期待されているのかの仕組みを紹介し、その仕組みを活かしてどういう点でCBDの効果の現れ方が変わってくるのかを解説します。

そもそもCBDはどうして効果がある?

CBD(カンナビジオール)とは健康に対して良い影響が大きいということで、アメリカをはじめ世界中で注目を大きく集めている成分です。まずはCBDがどうして人体の健康に対して効果があるかということを解説します。

CBDは主に大麻草から抽出される天然成分であるカンナビノイドの1種です。CBDは人体に備わっているエンドカンナビノイドシステムという体全体を調整する仕組みに働きかけることで、様々な効果が現れます。

エンドカンナビノイド(ECS)は、食事をしたり、睡眠をとったり、リラックスしたり、忘れたり、病原菌から体を守ったり、というような生命の基本的なプロセスに関わっているもので、体全体のホメオスタシス(恒常性)の維持のために休まず働いている仕組みです。

普段は、人体で生成するカンナビノイドであるエンドカンナビノイド(内因性カンナビノイド)によってその働きがもたらされていますが、エンドカンナビノイドはストレスや老化などの影響で不足してしまうことがあり、カンナビノイド欠乏症に陥ってしまいます。

そこでCBDなどの植物由来のカンナビノイドを摂取することで、エンドカンナビノイドシステムがしっかりとはたらくようにして、健康に良い効果を与えるのです。

CBDの効き方の3つの観点

CBDはカンナビノイド受容体(CB1とCB2)を刺激することで、エンドカンナビノイドシステムに働きかけます。このカンナビノイド受容体は体全体に存在しており、摂取方法によってカンナビノイド受容体を刺激するまでにどういう経路をたどってくるかが変わります。そのため、CBDの摂取方法によって効き方が変わるのです。

CBDの効果の仕方について、3つの観点で整理する事ができます。1つ目は効果が発現するまでの時間、2つ目は効果が持続する時間、3つ目はCBDの吸収率です。

効果発現までの時間

CBDは摂取してから効果が発現するまでに時間がかかります。体内を巡ってカンナビノイド受容体に働きかけるためです。

摂取してから数分で効果が現れるものもあれば、30分〜1時間ほどかけてゆっくり効果がでてくるものもあります。

効果持続時間

CBDの効果が現れるまでの時間だけでなく、効果が現れてからどれほどの時間効果が持続するのかも摂取方法・製品によって大きく違います。

2時間という短い時間しか効果が持続しないものもあれば、8時間という長い時間持続するものもあります。

バイオアベイラビリティ(吸収率)

CBDがどれほど吸収されるかも摂取方法によって違うので、最適な摂取量を見つける点で特に重要なポイントがバイオアベイラビリティです。

バイオアベイラビリティ(生物学的利用能)とは吸収率のことで、摂取したCBDのうち実際に体で使うことができるCBDの量がどのくらいかを表す数字になります。

CBDを10mg摂取すれば10mgのCBDを体で使えると思う方もいると思いますが、残念ながらそうではなく、6%と非常に低い割合しか使えなかったりすることもあります。

摂取方法が異なると、CBDの摂取の経路が異なり、それぞれ異なった程度の代謝が行われます。そのため、CBDが血中に届くまでには大きく差があります。

摂取方法ごとのCBDの効果持続時間・効果発現時間・吸収率

摂取方法によって効果の仕方が違うことがわかったところで、効果発現までの時間、効果持続時間、バイオアベイラビリティという3つの観点に注目して、CBDの摂取方法をご紹介します。 

舌下摂取

CBDの最も代表的な摂取方法がこの舌下摂取です。読んだ通りの摂取方法であり、舌の下にある毛細血管からCBDを吸収します。

舌下摂取のCBD製品はCBDオイルです。CBDをオリーブオイルやココナッツオイルなどに溶かすことし、スポイトで取り舌の舌に垂らすようにして使用します。垂らしたCBDオイルはすぐに飲んでしまうのではなく、舌の下や口の中にしばらくとどまらせておきます。大体30秒〜1分ほど待つことで、CBDオイルに溶けているCBDを最大限吸収することが可能です。

舌下摂取では、15〜30分と比較的早く効果が現れます。また、効果も4〜6時間継続すると言われています。

舌下・口腔内の粘膜からCBDを吸収し、胃や肝臓を通らないため、バイオアベイラビリティ(吸収率)は比較的高く、6〜20%と言われています。

効果の発現・持続時間も、吸収率も、お手軽さも良いため、人気がある摂取方法です。

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吸入摂取

吸入摂取は、CBDを含んだ煙・水蒸気を吸入し、肺から吸収される摂取方法です。CBDは透過性のある肺に直接直接血中に入り込みます。

吸入摂取のCBD製品は主にCBDVapeです。CBDリキッドやCBDワックスなどを熱することで煙にし、吸い込みます。タバコやシーシャ、Vapeを吸ったことがある人は抵抗なく摂取することができると思います。

吸入摂取の最大の特徴は、効果が現れるまでの時間が最も短いことです。効果発現時間はほんの数分であり、30分もたてば効果がピークに達します。この特徴は急いで痛みを緩和したり急性不安には有益です。

また、肺から直接血中に入り込むため、バイオアベイラビリティ(吸収率)がとても高く、35%ほどが体内に吸収されます。

ただし、吸入摂取で摂取したCBDはすぐに血中に吸収されて作用するため、効果持続時間は短く、大体2〜4時間程度と言われています。

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経口摂取

CBDを含んだ食べ物や飲み物を口から飲み込むことで摂取する方法が経口摂取です。口を経て胃に入った後に、肝臓で代謝されます。その後、小腸や大腸でCBDを吸収して体がその栄養素を使います。

CBDグミやサプリメント、CBDドリンクやキャンディなど、実に様々な製品があり、味が美味しかったり、1つのCBDの量が同じでわかりやすかったり、食べるだけなのでお手軽で目立たないといった面から、非常に便利な摂取方法が経口摂取です。ちなみに、CBDなどのカンナビノイドを含んだ食べ物や飲み物をエディブルと言ったりもします。

お手軽で人気な一方で、肝臓での代謝で起きる初回通過効果というものによって、経口摂取したCBD製品のバイオアベイラビリティ(吸収率)は一般的にとても低く、6~15%しか吸収されません。さらに、摂取した人の消化管の状態によっても吸収率は変わるため、一貫性はないです。

また、摂取してから効果が出るまでに30分〜1時間半以上かかることもありますが、効果持続時間は長く6〜8時間ほどは持続するので、ゆっくり効果を得たいというときに有効です。

局所摂取・経皮摂取

最後に紹介するのは、体の一部分の症状を緩和するために局所的にCBDを使うという局所摂取・経皮摂取です。CBDが含まれている軟膏やスプレー、クリームやオイルなどの製品を直接皮膚につけることで効果を得ます。

CBDを皮膚につけると皮膚上のCB2というカンナビノイド受容体と結合するため、全身への効果は少ないですが、局所的にCBDが吸収され効果を発揮します。

15分〜30分程度で効果は現れ、2~4時間程度効果が持続すると言われています。(全身で使われることは少ないので、バイオアベイラビリティは0です)

関節痛や筋肉痛などの局所的な痛みを緩和したり、ニキビや肌荒れを改善するなどの使用用途が非常に向いています。

CBDがニキビ・肌荒れに対してどのような効果を発揮するのかを詳しく書いた記事もあるので、よければ見てみてください。

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目的によってCBDの最適な摂取方法や時間が異なる

舌下摂取・吸入摂取・経口摂取・局所摂取という4つの摂取方法によって、CBDの効果が出るまでの時間や効果の持続時間、吸収率が違うということを説明してきました。

これらの違いがあるため、どのような目的かによって、どの摂取方法にするかを考えるのが良いです。

肌荒れや局所的な痛みに対してCBDクリームなどの局所摂取によるCBDの摂取が効果的ということは紹介しましたが、他にもCBDを利用する代表的な目的ごとに効果的な摂取方法を紹介します。

まず多くの人が悩んでいる睡眠の改善です。CBDは睡眠を改善する効果があり、この目的で多くの人がCBDを摂取しています。睡眠では、ゆっくりと効果が出てくるのが良いので、舌下摂取や経口摂取が良いです。寝る30分ほど前にCBDオイルを数滴垂らしたり、CBDグミを食べるのがおすすめです。

次にリラックスです。CBDは不安解消・リラックスの効果があります。急な不安や緊張時などにCBDを摂取する方が多いですが、効果が現れるまでが早い吸入摂取や舌下摂取がおすすめです。CBDVapeやCBDオイルを試してみてください。

他にも、頭痛の緩和や神経保護、食欲抑制など様々な効果があるので、目的に合ったCBDの摂取方法と製品を選んでみましょう。

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CBDを摂取する際の注意点

CBDを摂取する時に注意するべき点はあるのでしょうか。基本的に副作用がないと言われているCBDですが、注意する点がいくつかあるのでご紹介します。

CBDの効果持続時間と残留時間は違う

摂取方法ごとのCBDの効果の持続時間はご説明した通りですが、効果がなくなったからといって、CBDが体内からなくなったというわけではありません。CBDが体内に残っていることもおおいため、注意が必要です。

CBDは脂溶性であり、体内では脂肪組織を中心に残っていることが多いです。CBDは体内から2〜5日間で約半分が排出され、1週間程度で完全に排出されると考えられています。

CBDの効果が切れてしまったからといって、次々にCBDを摂取するのではなく、体内に残っていることを覚えておきましょう。

人によって最適なCBD摂取量は違う

CBDの摂取について最も難しいポイントの一つは、人によってCBD摂取量が違うということです。同じ量のCBD製品をとっても、人によって効果の現れ方が異なり、ほんの少しの量で睡眠が改善される人もいれば、あまり効果が出ない人もいます。

よって、自分にあったCBDの摂取量がどのくらいなのかを見極めるのが大切です。まずは少量ずつ摂取し、少しずつ量を増やしていくことで、最適な時間・製品・摂取量を徐々に見つけて生きましょう。

また、重大な副作用がないと言われているとはいえ、日中にCBDを多く取りすぎてしまうと強い眠気が襲ってくるなど、予期していない影響が出てくる可能性はあります。

そういった点でも、徐々に摂取量を増やしていくことで、自身の体への影響を見ていくことが大切です。

まとめ

今回は、CBDの効果の時間に関することを説明しました。CBDの効果が現れる仕組みや、摂取方法ごとの効果の持続時間・発現までの時間・吸収率、CBDを取り入れる際の注意点を見てきました。

考えることは多いですが、自分に合った使い方を見つけられれば悩んでいることが改善されることもあるので、是非試してみてください。