CBDでダイエット?CBDの体重や食欲への影響を解説

CBDがダイエットに効果があるのでしょうか。食欲を抑えたり、脂肪を燃焼點せやすくしたりすることが期待される一方で、注意点もあります。この記事では根拠となる論文付きでCBDがダイエットや食欲、体重に影響があるのかをご説明します。

CBDと食事や睡眠に関係するECS

CBDを聞いたことがあっても、しっかりと理解している方は少ないと思います。まずはCBDがどうして体に影響があるのかを理解しましょう。

CBDはカンナビノイドの一種

CBDとは、カンナビジオール(Cannabidiol)のことです。麻に含まれる天然成分であるカンナビノイドの一種であり、その体への良い影響から特に注目されているのがCBDです。

麻・大麻・大麻草は同じ植物を指していますが、大麻という言葉の悪いイメージからCBDも危ないのではないかと心配される方もいらっしゃるかと思います。

しかし、CBDには副作用や依存性もなければ、幻覚をみるといったことも一切ありません。その安全性はWHO(世界保健機関)が正式な見解を出している程です。

それでも心配される方のために、CBDが本当に害はないのかという内容を詳しく書いた記事があるので、よければご覧ください。

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エンドカンナビノイドシステムの特徴

CBDが健康に良いと言われている理由として、人体にエンドカンナビノイドシステム(ECS)というものが備わっていることが挙げられます。

エンドカンナビノイドシステムは、食事や睡眠、リラックスや記憶など、人間が生きる上で必要不可欠な機能を調整することで、外部環境によらずに体内の恒常性を保っているのです。

もともと人の体には、内因性カンナビノイドという物質を生み出しているのですが、ストレスや老化などの影響によって、体内で生成されるカンナビノイドが不足してしまい、体の機能を調整できなくなることがあります。そこでCBDなどの植物由来のカンナビノイドを摂取することで、体全体の調整をすることができるのです。

その結果として、睡眠が改善されたり、リラックスできたり、痛みが抑えられたりするのです。これからCBDが食欲・体重にどのような影響があるのかをご説明します。

CBDは食欲を抑制する効果がある

まずは食欲がCBDやエンドカンナビノイドシステムによってどのように調整されるのかについてです。

カンナビノイドは食欲に関わる

体の様々な機能に関わっているエンドカンナビノイドシステムですが、もちろん食欲にも影響があります。

つまり、CBDなどのカンナビノイドは食欲を調整する効果があるということです。

カンナビノイドが食欲にどのような影響を与えるのかについては多くの研究がなされており、カンナビノイドごとに食欲増進と食欲抑制のどちらの効果があるのかを示す研究が少しずつなされてきました。

例えば、CBDと並んで有名なカンナビノイドであるTHC(テトラヒドロカンナビノール)は、食欲増進の効果があると言われています。

なお、THCは向精神作用(幻覚作用、ハイになる作用)があり、日本では法律で規制されているため、日本でTHCを含む製品を入手することはできません。

CBDは食欲を抑制させる

CBDは食欲を抑制させる効果があると考えられています。

マウスやラットを利用した研究では、CBDを摂取した個体が他の個体と比べて、大幅に食事量が減ったという結果がでました。これは食欲に関するホルモンであるグレリンと、満腹感に関するホルモンであるレプチンが関係しています。

空腹な状態では、胃でグレリンというホルモンが分泌されるのですが、このホルモンは脳の視床下部という部分を刺激することで、食欲を生じさせます。

食事をすると、血糖値が上昇することで脂肪からレプチンというホルモンが分泌されますが、こちらも視床下部を刺激することで満腹感が生じるのです。

視床下部という部分にはカンナビノイド受容体が存在しています。このCB1という受容体が活性化すると、視床下部に働きかけ、グレリンが多く分泌され、空腹感が強まり食欲が増進されるのです。

CBDはCB1に作用はせずにその働きを抑制するため、食欲に関するグレリンの分泌が抑えられ、食欲が抑制されると言われているのです。

ただし、後に詳しく注意点を書きますが、必ず食欲を抑制させるわけではないため、取り入れる際には注意することが大切です。

 

CBDは脂肪を消費しやすい形にする

CBDがダイエットに効果があると言われる理由として、脂肪を消費しやすい形に変化させるということが挙げられます。

脂肪には白色脂肪と褐色脂肪がある

脂肪には白色脂肪と褐色脂肪という2種類があります。

白色脂肪細胞(単胞性脂肪細胞)は、脂肪を蓄える役割をしています。必要となるエネルギーの貯蔵・供給をする白色脂肪は、断熱して体温を維持したり、内臓の位置を保つという機能を持っています。

褐色脂肪細胞(多胞性脂肪細胞)は、脂肪を燃焼して熱・エネルギーを産出する役割をしています。

人体の脂肪のほとんどは白色脂肪です。首や肩甲骨といった決まった部分にしか褐色脂肪細胞はありません。また、年齢ともに褐色脂肪は減少していきます。

肥満な方は、褐色細胞でエネルギーの産出が十分でないため、痩せないと考えられています。褐色脂肪を活性化させることで、脂肪燃焼を促すことがダイエットにつながります。

多くの研究が肥満と戦う手段として白色脂肪の褐色脂肪への変化・褐色脂肪の活性化が研究されています。

▽参考:褐色脂肪の発熱メカニズム
Thermogenic mechanisms in brown fat. | Physiological Reviews

CBDは褐色脂肪を増やす可能性がある

脂肪を燃焼する役割をもつ褐色脂肪ですが、CBDが褐色脂肪を増やす可能性があると考えられています。

2016年に韓国にあるテグ大学の教授二人によって発表された研究によると、CBDを摂取したマウスの白色脂肪が褐色脂肪に変わったという結果が得られました。

この研究は、CBDが脂質代謝を促進することに加えて、褐色脂肪への変化への誘導という二重の役割を果たしているという結論を示唆しています。

まだ研究段階ではありますが、CBDは肥満予防のための潜在的に有望な治療薬として探索される可能性があるのです。

▽参考:カンナビジオールによる3T3-L1脂肪細胞の褐変の促進
Cannabidiol promotes browning in 3T3-L1 adipocytes

CBDでダイエットできるとは言えない

ここまで、食欲を抑制したり、白色脂肪を褐色脂肪に変化させたりと、CBDがダイエットに有効であると裏付ける根拠を示してきました。しかし、CBDを摂取することでダイエットできるとは言えないのが現状です。CBDにどのような効果が期待されるかをご紹介します。

CBDによって食欲が増すことも

CBDが食欲を抑制する可能性をご紹介しましたが、逆にCBDによって食欲が増進される可能性もあります。

CBDには神経保護の効果があることから、てんかん病に効果があり、多くの研究がなされています。その研究の一つで、てんかん病の治療を目的としてCBDを摂取した子供のおよそ30%がてんかん病の症状の改善に加えて、食欲が増加したという結果が示されました。
また、同じくてんかん病の一種のドラベ病の治療でCBDを摂取したときには、食欲が増進されたケースと抑制されたケースの両方が見られたそうです。

これらの研究では、食欲が増進された結果として体重が増加した子供もいました。しかし、どうして食欲が増進、体重が増加したのかはわかっていません。

このように、CBDやエンドカンナビノイドシステムが食欲にどのような影響を与えるかはわかっていないことも多いです。また、個人差もあるため、食欲が抑えられるからCBDを摂取しようと簡単に決めてしまうのは良くないと言えるでしょう。

CBDに過度な期待をしてはいけない

CBDはエンドカンナビノイドシステムという人体に備わっている恒常性を保つ仕組みを通して、体に様々な影響を及ぼしています。

ここで注意してほしいのは、CBDやエンドカンナビノイドシステムはあくまで体の機能の調整をしているということです。つまり、CBDを摂取したからといっていきなり食欲や褐色脂肪への変化がするわけではありません。

もちろん、睡眠が改善されたりと、日常的な悩みに対して大きな効果を発揮することはあります。しかし、その効果は個人差も大きく、健康な方にはあまり効果が実感できなかったという声もたくさん頂いています。

ビタミンや鉄分といった多くのサプリメントと同じように、明確な効果がすぐ出るわけではないということを理解した上で、日々の生活をより良くするために、CBDの摂取を生活に取り入れることがおすすめです。

ご紹介したCBD商品によって、ストレスや睡眠といった面でとても改善されたというような声は多く届いておりますので、自分にあったCBDの使い方を見つけていくのが大切といえるでしょう。

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CBDを摂取するときの注意点

CBDがどのようなものか理解していただいたと思うので、CBDを摂取するときの注意点をご説明します。

まず注意点です。CBDの効果には個人差があり、人によってどの程度摂取すればよいのかが異なってきます。多く摂取すれば良いというものではなく、少量でも自分にあった摂取量を見つけることができれば、その効果が多く感じることができるでしょう。ちなみに、自分に合った摂取量より多く取りすぎてしまうと、日中に体が重く感じたり眠気が出てきたりしてしまうなど、求めていない効果が出てくることもあるので注意が必要です。

自分にあった摂取量を見つけるには、少しずつ摂取量を多くしていくことが大切です。まずは少量からスタートし、数日おきにちょっとずつ量を増やしてみてください。そしてこの摂取量だと体の調子がいいという基準を徐々に見つけていくことが良いです。

まとめ

ここまでCBDが食欲や体重にどのような影響があるのかを見てきました。食欲を抑制したり、褐色脂肪に変えることでエネルギーを産出しやすくしたりするなど、ダイエットに効果がある可能性を説明した一方で、過度な期待をしすぎないことや注意点を見てきました。是非、自分にあったCBDの使い方を見つけることで、日々の生活をより良くしていってください。